スペイン物語

現在このワインが大変注目を集めています。基本的にマドリードの赤ワインはテンプラニーリョ種、
そしてガルナチャ種で醸造され、白ワインはマドリードの土着品種であるマルバル種で造られます。
マドリードワインは今やマドリードだけではなく、スペイン全土で消費され、
また世界的にもその名が広まりつつあります。

その中で、今回取材したワイナリーはボデガス・オルスコ。
1896年からマドリードワインの代表的存在で、その主要銘柄は「MAIN」です。
彼らの伝統的なワイン醸造方法とは裏腹に、
このワインの近代的なイメージは首都マドリード人の好みにぴったりです。

 

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ブドウの種類:  
白ブドウ品種: マルバル
黒ブドウ品種: テンプラニーリョ
カベルネ・ソーヴィニョン
メルロ

ブドウ:マルバル100%

熟成:樽熟成なし

色調:輝きのある淡い黄金色。若干気泡も見られ、若さをうかがわせる。

香り:青リンゴやライムなど、グリーン系の清涼感のある香りが豊かで、
非常に爽やかな印象。その中に洋ナシやカモミールのような甘い熟したアロマもあり、
完熟したブドウを彷彿させる。

味わい:口に含むと微発砲が感じられ、青リンゴの皮の部分のような好印象な
豊かな酸が広がる。アルコールの高さは抑えられており、スムーズな飲み口も加わり、
あまりワイン慣れしていない方や 残暑の季節や、
アウトドアでも広く活躍できそうなアイテム。
合わせる食事としては魚介類全般のシンプルなグリルなど。
大勢で楽しく食事できる場面で。

KIKUポイント: 86P

 

 

ブドウテンプラニーリョ100%

熟成:アメリカンオーク樽で10ヶ月熟成

色調;濃い目の赤紫色に輝くガーネット色。色調は若々しく、濃淡もはっきり。
粘性もやや濃い目。

香り;ブラックチェリーやカシス、プラムなど黒系の果物中心のボリューム感のある
アロマ。あまり複雑さはないが、熟した果物香が豊かで、
若干まだ閉じ気味ということもあり、将来性をうかがわせる。

味わい:第一印象は果実のボリューム感が得られ、角のあるタンニンではなく、
滑らかな味わい。やや若めな酸も感じられ、それが全体にフルーティさを与えている。
それにより飲み易く感じられるが、アルコールは割としっかりしているので、
飲み終えた後はしっかりと満足感が得られる。
こちらもややシンプルさが持ち味のワインで、塩コショウした赤身肉のグリルなど
シンプルな調理法で、素朴さを生かした 食材にマッチすると思われる。
肩肘の張らない、気軽な演出で。

KIKUポイント: 87P

 

c/ Alcalá 54
28511 Valdilecha
Madrid
España (スペイン)

www.bodegasorusco.com (スペイン語、英語)

ボデガス・オルスコとコンタクトを取りたい方、
或いはワイナリー訪問を希望する方は下記メールアドレスにご連絡下さい。

contact@spainmonogatari.com

 

スペイン物語はこれまで、有名なリオハやリベラ・デ・ドゥエロといった原産地呼称の
代表的で、大きく、個性的なワイナリーを多く訪ねてきましたが、今回のボデガス・オルスコは一味違いました。
そこはとても小さなワイナリーで、原産地呼称も小さく(ビノス・デ・マドリードは 今後期待できるDOです)、
それでもワイン醸造に対する家族の本物の愛情を見せつけられた気がします。
エステルとダニエルは産まれた時からワイン造りと育ち、彼らの周りには常にワインがありました。
だからこそワインは単なる製造されたアルコール飲料ではなく、感動であり、生き方であり、
それがオルスコ家で何代も引き継がれているのです。

今回、私が気に入ったのはワインラベルに使われているマーク。
一見お花に見えるそのマークは、実はオルガンの楽譜に使われるシンボルなのだそうです。
とてもかわいいですよね〜。二人のひいおじいさんが教会のオルガン奏者であったことから、
このシンボルを使い始めたとか。
更に、その小さいオルガンはアルモニウムと呼ばれますが、この名前も彼らのベストワインの銘柄に使用しています。
そこやかしこにその家族の古い歴史が感じられるボデガス・オルスコ。
今後この家族の伝統が何代も続いていきますように。

 

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