
現代スペインワインを語る時、この人抜きでは語れないピーター・シセック氏。
あの有名なワイン「ピングス」を生んだ彼はデンマーク人で、リベラ・デル・ドゥエロのブドウ品種、
ティンタ・デル・パイス(テンプラニーリョと同品種)に惚れ込み、
スペインに移り住んだのが約20年前だと言う。
彼は農学を学び、フランスのボルドー大学で醸造学のマスターを取得。
その後ボルドーの白ワイン革命を起こした
彼の叔父と共にボルドーで働く。
そしてカリフォルニアでもワイン醸造に従事し、スペインにたどり着いたのが1990年。
いつも祖父母と夏休みを過ごすために訪れていたというスペインに住み始め、
先ずはワイナリーアシエンダ・モナステリオ(Hacienda Monasterio)で働き始める。
1995年、ピーター・シセック氏はリベラ・デル・ドゥエロの古く小さな、
そしてとても特殊な農園のブドウを使用して「ピングス」プロジェクトを開始。
ブドウ一粒一粒をとても大事に特別に扱い、職人技と呼べる醸造方法で、
世界でも最も名声高い(値段も高い)トップクラスのワインを造っている。
このピングスは、世界のワイン雑誌やかの有名なロバート・パーカー氏を含む
世界の評論家から常に最高の評価を得ている。
彼のエレガントなワイナリー、ドミニオ・デ・ピングスは「ピングス」の他に、
もっと安価な(それでもまだ高値)「フロール・デ・ピングス」も醸造している。
また「アメリア」という大変特別な銘柄もある年には醸造したが、
現在このワインにお目にかかるのは不可能と言える程とても難しい。
ピーター・シセック氏はこれまでも、そして現在も他のワイナリー(Quinta Sardonia,
Hacienda Monasterio, Celler Mas Gil)のアドバイザーを勤めている。
また、樽熟成なしで伝統的醸造方法で作るワイン「PSI」や、
若い農業従事者の仲間と共に100%エコの農作物や家畜を育てる協同農園の設立など、
多くのプロジェクトを抱えている。
このインタビューで彼は最高質ワインのコンセプトやブドウ園・ワイン醸造への配慮、
ピングスの世界的な成功、本人のスペインワインの好み、自然派ワインの新流行など多くを語ってくれた。
またこれからワインを学ぼうとする人へのアドバイスもあり。
| でこのビデオをご覧になる方はこちら |
![]()
![]()
スペインの固有品種:テンプラニーリョ(リベラ・デル・ドゥエロでは、ティンタ・デル・パイスと呼ばれる)
![]()
![]() |
![]() |
![]()
![]()
ドミニオ・デ・ピングスのワインは原産地呼称リベラ・デル・ドゥエロに属しています。
![]()

![]()

![]()

![]()
![]()
c/ Millan Alonso, 49
47350 Quintanilla de Onesimo
Valladolid
España (スペイン)
www.pingus.es (スペイン語)
ドミニオ・デ・ピングスとコンタクトを取りたい方、
或いはワイナリー訪問を希望する方は下記メールアドレスにご連絡下さい。
![]()
![]()
最初に「ピングス」をテイスティングしたのは、2004年にヴィンテージ2000年。
それまで飲んできたワインの常識を覆す、まるで球体のような滑らかな果実味はとても衝撃的で、
昨日のことのように覚えています。それから2006年には96年ヴィンテージから2001年ヴィンテージまでの
ヴァーティカル(垂直)ティスティングという非常に貴重な体験もできました。
やはり一貫していたのは「極めて滑らかな瑞々しい果実味」でした。
これほど高貴なまでの素直さは、ごまかしのないぶどう一房一房への気くばりと、
それらにストレスをあたえない優しい醸造、そして彼の情熱こそが可能にするものであり、
ピーター・シセック氏とお話させていただいた際、そのお人柄あってのこのワインと納得ができました。
ウニコやペスケーラなど伝統的なボデガが連なるリベラ・デル・ドゥエロ。
それらに割って入り世界中を驚嘆させたボデガス・ピングスは、
スペインワインの歴史を変える大きな誕生になり、
現代のスペインワインの品質底上げに大きな影響を及ぼしています。
![]()